クロスバイク(MARIN Hamilton 29er)のタイヤ交換を近々考えているのですが、29erと700cの違いや互換性の認識が曖昧だったので自分なりに調べてみました。

29erとは

MARIN Hamilton 29er

まず「29er(トゥーナイナー)」とはどんなバイクなのかというと、29インチのタイヤを装着したMTB(マウンテンバイク)の総称です。

MTB従来の規格は26インチですが、29にインチアップする事で

・悪路の走破性の向上
・高速巡航性の向上
・段差の乗り上げが楽になる

などの利点があります。

その反面

・漕ぎ出しが26と比べて重くなる
・身長が低いと扱いにくい

などとも言われています。

ちなみに私は身長が170cm程なのですが、特に大きさに対して不満もなく乗っています。

29erと700cの規格

タイヤとリムの規格はどちらもETRTO(エトルト)622という規格。

ETRTOとは、
The European Tyre and Rim Technical Organisation
が定めた規格です。

実際、自転車用タイヤの規格や表示方法は乱立していて、タイヤとリムの適合を判別するのが難しくなりました。

そこでクリンチャータイヤにおいては統一基準によるサイズが併記される事になったそうです。

タイヤのサイズを確認する際にはETRTOの表記が一致している事を確認するのが良さそうです。

ETRTO 622=リム外径622mmのホイール

という事です。

どこのサイズ?

ETRTO622なので、リム外径は622mm。

では、29erや700cというのはどこのサイズかというと、タイヤの外直径です。

29erは29インチ、700cは700mmの外直径であるという事です。

計算をしてみます。
どちらもETRTO622(622mm)の規格。

◼︎700×23cのタイヤを履いた場合
622+23+23=668mmがタイヤの外直径ですね。

タイヤが40cであれば702mmになります。

◼︎29erで2.0インチ(約50mm)のタイヤを履いた場合
622+50+50=722mmの外直径ですね。

2.35を履けば741mmで大体29インチ

700cも29erもタイヤ次第では
700mmではなかったり、29インチではなかったりするんですね。

<補足ですが>
1 inch = 25.40 mm
1mm = 0.03937 inch

要するに
700c=700.0mm
29er=736.6mm

基準としては上記のような数値が基準になっているという事ですね。

同じリム外径ですが、タイヤサイズで外直径が変わるので、29erの方が大きくなるんですね。

29erと700cの違い

発祥

29er発祥はアメリカのメーカー
700c発祥はフランスのメーカー

ですので呼び方が違うのも納得できる気がします。
更に、MTBの従来の規格である26インチに対して、29インチを29erと呼ぶこともごく自然な気がしますね。

タイヤとリムの固定方法

日本で使われるリムの規格は大きく分けて2つあります。

◼︎WO規格
wired on / ワイヤードオン

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耳部にワイヤーが入っていて、内圧でリムに保持される仕組み。

イギリス・フランスの規格。
ロードバイク、トラックレーサー、また殆どのクロスバイクはWO規格です。

サイズ表記は 28×1-5/8 のようにインチ単位であり、分数表記というのが特徴

又、700×23cのようなミリ単位表記のものがフランスの規格です。

ロードバイクは殆どフランス式の表記。

◼︎HE規格
hooked edge / フックドエッジ

20140222-154854.jpg

耳部にワイヤーが入っていて、リムに引っ掛けて固定する仕組み。

アメリカの規格。
MTB、BMX、小径車、子供車などにも採用されています。

サイズ表記は26×2.35のようにインチ単位であり、小数点表記というのが特徴



それぞれ形状が違うので互換性はありません。

29erはHE(フックドエッジ)、700cはWO(ワイヤードオン)が多いそうです。

まとめ

29erと700c、ホイールの規格は同じですので、条件が揃えば互換性はあります。

しかし

・タイヤが違う
・固定方法が違う
・リム幅が違う

などの理由から、必ずしも29erと700cで同じタイヤを履かせられるとは限りません。

又、メーカーによってはWOとHEの区別がない場合もあります。
互換性はない事になっていても、実際は問題なく履ける場合も結構あるそうです。

通常のタイヤ交換では問題ありませんが
29er→700c、700c→29er等のような場合には注意が必要ですね。

ちなみに私は今のホイールに700×32cのタイヤを装着しようと考えています。

今は40cなのですが、念の為ショップでも確認したら
「このホイールのリム幅だと、タイヤを細くしても32cが限界かなぁ…」と言われました。

自分で自転車を触るのであれば、サイズや規格など知っておいて損はありませんよね。むしろ知っておくべきかもしれません。

購入してから「あ!装着できない!」
なんて残念すぎますし(笑)

事前に調べて無駄な出費は抑えたいものです。

そして知れば知るほど、自転車ライフは楽しくなりますね。